istioctl を使用したインストール

このインストールガイドでは、istioctl コマンドラインツールを使用します。istioctl は、他のインストール方法と同様に、多くのカスタマイズオプションを提供します。さらに、インストールエラーを防ぐためのユーザー入力検証機能や、インストール後の分析と構成ツールを多数備えています。

これらの手順を使用すると、Istioの内蔵設定プロファイルのいずれかを選択し、特定のニーズに合わせて設定をさらにカスタマイズできます。

istioctlコマンドは、個々の設定のためのコマンドラインオプション、またはIstioOperatorカスタムリソースを含むYAMLファイルを渡すことによって、完全なIstioOperator APIをサポートしています。

前提条件

始める前に、次の前提条件を確認してください。

  1. Istio リリースのダウンロード.
  2. 必要なプラットフォーム固有の設定を実行します。

Kubernetes Gateway API CRD のインストールまたはアップグレード

Kubernetes Gateway API CRDは、ほとんどのKubernetesクラスタにデフォルトでインストールされていないため、Gateway APIを使用する前にインストールされていることを確認してください。

$ kubectl get crd gateways.gateway.networking.k8s.io &> /dev/null || \
  { kubectl apply -f https://github.com/kubernetes-sigs/gateway-api/releases/download/v1.2.0/standard-install.yaml; }

アンビエントプロファイルを使用した Istio のインストール

istioctlは、さまざまなデフォルトオプションを含む複数の設定プロファイルをサポートしており、本番環境のニーズに合わせてカスタマイズできます。アンビエントモードのサポートはambientプロファイルに含まれています。次のコマンドでIstioをインストールします。

$ istioctl install --set profile=ambient --skip-confirmation

このコマンドは、Kubernetesの設定によって定義されたクラスタにambientプロファイルをインストールします。

プロファイルの構成と変更

IstioのインストールAPIは、IstioOperator APIリファレンスに記載されています。個々のインストールパラメータを変更するには、istioctl install--setオプションを使用するか、-fで独自の構成ファイルを指定できます。

istioctlインストールの使用とカスタマイズ方法の詳細は、サイドカーインストールドキュメントで確認できます。

Istio のアンインストール

クラスタからIstioを完全にアンインストールするには、次のコマンドを実行します。

$ istioctl uninstall --purge -y

または、特定のIstioコントロールプレーンのみを削除するには、次のコマンドを実行します。

$ istioctl uninstall <your original installation options>

コントロールプレーンネームスペース(例:istio-system)はデフォルトでは削除されません。必要なくなった場合は、次のコマンドを使用して削除します。

$ kubectl delete namespace istio-system
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