2023年7月12日 | Istio運営委員会 Craig Box 記
IstioがCloud Native Computing Foundation (CNCF) の卒業プロジェクトになったことを発表できることを嬉しく思います。
TOCスポンサーのEmily FoxとNikhita Raghunath、そしてIstioの設計、開発、デプロイに過去6年間協力してくださった皆様に感謝いたします。
以前と同様に、プロジェクトの作業は中断なく継続されます。Istio 1.18でアンビエントメッシュをアルファ版として導入できたことを嬉しく思い、本番環境での利用に向けて引き続き推進しています。サイドカーデプロイメントは引き続き推奨されるIstioの使用方法であり、1.19リリースでは、Kubernetes 1.28のアルファ版で新しいサイドカーコンテナ機能をサポートします。
Open Service Meshプロジェクトをアーカイブし、Istioで協力することにした後、Microsoftをコミュニティに迎えることができたことを嬉しく思います。PRの数で3番目に活発なCNCFプロジェクトであり、20社以上のベンダーからのサポートと、数十社の貢献企業があることから、サービスメッシュにこれ以上の選択肢はありません。
Istioコミュニティの皆様には、今後の仮想IstioCon 2023、上海で開催されるKubeCon Chinaと併催の終日対面イベント、またはシカゴで開催されるKubeCon NAと併催のIstio Dayに講演を提出していただくことをお勧めします。
ビデオを見る
Techstrong TVのこのビデオで、プロジェクトの歴史と卒業が私たちにとって何を意味するのかについて話しています。
卒業生からの応援メッセージ
私たちはインキュベーションを発表した際、その道のりは2016年のIstioの開始から始まったと述べました。オープンソースの共同プロジェクトの素晴らしい点の1つは、人々が雇用主から離れても、プロジェクトとの関係は残るということです。最初の貢献者の中には、Istioをベースにした企業を設立した人もいます。それをサポートする他の企業に移った人もいます。そして6年経った今でも、GoogleやIBMで取り組んでいる人もいます。
CNCFからの発表と、Intel、Red Hat、Solo.io、Tetrate、VMware、DaoCloudからのブログ記事は、今日プロジェクトに取り組んでいる人々の考えと気持ちをまとめたものです。
また、プロジェクトから離れた一部の貢献者に連絡を取り、彼らの考えを共有してもらいました。